I, you, herなどの人称代名詞は、中1の秋頃までに教科書に登場します。
ですが、中1の終盤になってもtheirsなどそれほど登場しないものは、使いこなせていない人も意外にいます。「彼らのもの」と言いたい時に、「彼らだからtheyで、they→their→them→theirsだ!」と考えたり、”theirs”を見て「”there is”文? “they are“ではないし、theirに似た「彼らのもの」だったかな」と時間をとったりする状態のままだと、中2以降の英語習得は苦しいと思います。
いい覚え方はないか。代名詞の一覧表を見て順番に声に出したり、単語帳や単語アプリで「彼を」→「him」などと繰り返して暗記する。地味ですが大切な取り組みだと思います。
でも実際にやってみると、想像以上に地味なのも事実。そして何より、部品を部品として記憶するだけで終わってしまい、実際の英文の中での部品の使い方が身につく練習にはなっていません。
そこで!代名詞を実際に使いこなせるようになるための、練習環境を作成してみました。単語カードアプリのQuizletで実現しています。
1回3分で格変化を含めて全てがカバーできます。練習問題を口頭で解くイメージで、短い例文を発話していくので、be動詞の変化や三単現も身につきます。
代名詞なんて今さら、という方でも、弱点がないかチェックするつもりで見ていただくと意外な発見があるかもしれません。
↓こちらもおすすめです。
自然な流れ(物語)の中で代名詞の練習ができます。
図解とモデル音声(英・日)もついています。
代名詞の習得ができる練習環境の紹介
以下のような「絵」が一枚ずつ出てくるので、即座に英文を発話します。続いて表示される英文と英語の音声で正解を確認していきます。
実際の様子は、以下の動画をご覧になってください。
代名詞の例文の種類
9種 (人・物) × 6種 (意味・用途)
= 54 種類の例文を用意してあります。
1. 人・物の種類
<単数>
私 || あなた || 彼 | 彼女 | それ
<複数>
私たち || あなたたち || 彼ら | それら
2. 意味・用途の種類
(1)-1. ~は [・・・である]
◇ They are cute.
be動詞の変化もセットで練習!
(1)-2. ~は [・・・する]
◇ They love sushi.
三単現もセットで練習!
(2). ~を・に
◇ Look at them.
(3)-1. ~の [〇〇は]
◇ Their house is big.
(3)-1. ~の [〇〇を・に]
◇ It is their turn.
(4). ~のもの
◇ The box is theirs.
練習環境の使い方(PCの場合)
※Quizletのアカウント(無料)が必要です。以下から簡単にアカウントが作成できます。
Quizletへ
- 以下をクリックしてQuizletの学習セットに入ります。
Quizlet学習セット「代名詞 統合版 *絵を見て発話」へ - Quizletにログインしていなければログインします。
- 「単語カード」を選択し、「オプション」ボタンから以下の通り設定します。
- [カードを並び替えています]:オフ(オンだと自動再生ができないようです。)
- [回答]:英語
- [テキスト読み上げ音声]:オン
- [上級のテキスト読み上げ音声]から読み上げ速度をスローに設定することもできます。(少し遅すぎる感じです。)
- [単語カードを再スタートする]をクリックし、単語カードに戻る
- 再生ボタン▶をクリック
練習環境の使い方(スマホアプリの場合)
スマホアプリの場合は進行がゆっくりで所要時間が6分半となります。(日本語読み上げなし版で5分半)
※Quizletアプリのダウンロード・登録(無料)が必要です。
- 以下をクリックしてQuizletの学習セットに入ります。
Quizlet学習セット「代名詞 統合版 *絵を見て発話」へ
または
Quizlet学習セット「代名詞 統合版(日本語読み上げなし) *絵を見て発話」へ - 「単語カード」を選択し、「オプション⚙」ボタンから以下の通り設定します。
- [シャッフル]:オン
- [音声を再生]:オン
- [ソート]:オン/オフいずれでも
- [カードの設定 表]:[定義]を選択
- [同じ単語カードで再スタート]をクリックし、単語カードに戻る
- 再生ボタン▶をクリック
練習の方法
(1)全体を一通り
「絵」が表示されたら、それを見て即座に英文を発話します。
続いて英文が表示され音声も流れるので、発話出来なかった、間違っていたなど、再度学習したいものを星つきにします。(星「☆」をクリックすると色付き「★」になります。)
(2)強化したいものを集中学習
全体を流し終えた後、星つきのみを同じように発話してみます。
(「オプション」ボタンから[星つきの用語だけを学習する]をオンに(アプリなら[学習するカード]を[星つきのみ]に)します。
(3)翌日と数日後などに復習
これで代名詞の使い方だけでなく、be動詞の変化と三単現も習得できるはずです。
最初は「★」だらけの方でも、練習を繰り返している内に、必ずできるようになります。英語学習が新たなステージに入れるよう頑張りましょう。
おまけ
登場人物のご挨拶動画を作成しました。
息抜きにご覧になってください。